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すげぇブログのご紹介 [音楽一般]

昨日、このブログでも何回か登場している「ロックが好きな年上の従兄弟」の弟の方と、久しぶり(おそらく10年近く)に会う機会があった。

久しぶりの近況報告をしている中で、彼もブログを開設していることが判明、プログレッシブ・ロックを中心に、自宅録音したボーカル抜きの音源、手っ取り早く言えばプログレ・カラオケを公開している、と。
それだけでもユニークなのに、その数、なんと開設からたった2年で300曲超!
 

これは偉業です。

 
なんでも、全ての音を自身の耳で聞き取ってMIDI化し、ギターは実際に本人が弾いているんだそうだ。ったく、どんないい耳してるんだ。

このブログをご覧になっていらしゃる方の多くはプログレのファンだと思う。是非、彼のブログを来訪してみることを勧める。

ブログ名はChord of Life、URLは以下。

http://chordof.life.coocan.jp/blog/


因に、最新のUPはPFMのPhotos of Ghoasts (!)



やる奴はここまでやる・・・
 
 
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Emerson, Lake & Palmer (エマーソン、安らかに) [Progressive]

ロックの表現、文化に革命を起こした偉人、Keith Emersonが亡くなった。享年71歳。頭に銃創があることから、警察は自殺と見て捜査を進めているそうだ。4月には来日ツアーも予定されていたってのに、いったい何があったんだろう?
 

Keith Emersonは、ロックバンドの編成にはギター専任奏者がいる事が常識だった時代に、自ら結成したバンド、Emerson, Lake & Palmerによって、キーボード中心のトリオ編成というフォーマットを提示し、ロックファンを驚愕させた。また、ムーグ・シンセサイザーが楽器として途上段階から積極的に演奏に取り入れ、効果的かつ印象的なフレージングと音色を聴かせていた。開発者のムーグ博士自身も、「ムーグ・シンセサイザーのロックでの使い方はKeith Emersonが完成させた」と、公言しているほどのパイオニアだ。

音楽表現においては、Nice時代からクラシック音楽とロックとの融合を積極的、かつ継続的に試み、大きな成果をあげた。自分が実際に原曲を聴いて出典を確認しているだけでも、Emerson, Lake & Palmerのデビュー作から5枚目のBrain Salad Surgeryまで、全てのアルバムでクラシック、およびクラシック手法による現代音楽からの引用を行い(ネットで調べたところ、Works以降もやっていたようだが)、クラシック音楽をそのままロックのフォーマットに置き換えて演奏している曲さえある。その最たるものが名盤、Pictures At An Exhibitionであることに異論を唱える者はいないだろうし、俺自身がそうであったように、この作品をきっかけにしてクラシック音楽を積極的に聴くようになったロックファンも多くいたはずだ。近年では2ndアルバムに収録されている表題曲、組曲Tarkusが、交響曲として編曲され、実際にオーケストラで演奏され作品化されるという逆転現象も起こっているし、その作品が大河ドラマのテーマ曲として使われたのは多くの人の知るところだろう。これらの事実は、Emersonがロック界のみならず、クラシック音楽の世界にまで影響を与えた偉人であることを証明している。

俺がEmerson, Lake & Palmerを知ったのは4枚目のアルバム、Trilogy発表直後だったが、強烈な引力のある威厳のある音に一発でやられ、Rock好きの年上の従兄弟から過去作品の全てを速攻で入手、熱狂的に、それこそ狂ったように聴いていた。程よい暗黒感を漂わせる楽曲の数々、時折Greg Lakeが醸し出す叙情性、そして何よりEmersonの超絶プレイ、暴力的パフォーマンスには完璧に打ちのめされた。
 
これは1970年発表、バンドの名前(って言ったって、メンバーの名前を羅列しただけだが)を冠した記念すべきデビュー作。


Emerson, Lake & Palmer

Emerson, Lake & Palmer.jpg


歪みきったベースの音が強烈に印象的なThe Barbarianでアルバムは幕をあけるや否や、間髪入れずにEmersonが重厚なハモンド・オルガンで畳み掛けてくる。中間部ではスピーディーでスリリングなピアノを聴かせ、終盤には再びハモンド中心のヘヴィーなアレンジに回帰してくる。デビューアルバムの一曲目を飾るのに実にふさわしい威厳のある演奏。この曲はバルトーク作曲のピアノソロ曲を、ほとんどそのままロックのフォーマットにアレンジしたものである。が、俺が所有しているCD(日本盤)のクレジットを見ると、なぜか作曲はバンド名義になっている・・・ついでに日本語のライナーノーツを見ると、「これはまさにハチャトゥリアン音楽のモダン化である」などとある。ったく、笑わせてくれるぜ。

続くTake A Pebbleは、12分の長尺に、ピアノを中心とした静謐なバンド・アンサンブルが光る名曲だが、めまぐるしく曲調が変化する。中盤ではGreg Lakeが無伴奏でアコースティック・ギターのソロを聴かせる。バンドの持っている可能性を提示する為の曲、とも思えるが、やはり圧巻なのは終盤、一気に駆け抜けるスピード感のあるEmersonのジャジーなピアノだろう。そのまま大団円を迎えるかと思わせるや一転、冒頭のボーカルを伴うパートに回帰し、荘厳に終わる様は見事。

そしてLPではA面最終曲だったKnife Edgeは、印象的なメインテーマとLakeの低音での歌唱、Emersonの勇猛果敢なソロ、展開部のきらびやかな響きが魅力的な佳曲であるが、実はヤナーチェクの組曲、シンフォニエッタからフレーズを拝借している。実際に原曲を聴いてみると、驚くほど多くの部分がシンフォニエッタからの借用であるにも関わらず、完全にヘヴィなロックナンバーに換骨奪胎されているそのアレンジの手腕には驚かされる。また、展開部ではJSバッハの旋律が聴かれる。

さて、LPではB面の最初を飾っていた組曲、The Three Fates、これはクラシックの素養に抜きん出たEmersonの独壇場、と言って差し支えないだろう。パイプオルガンで荘厳に奏でられる第一楽章が終わると流麗なピアノが美しい第二楽章に引き継がれる。しばしの後、再びパイプオルガンが奏でられ、演奏にドラムが参入、スピード感あふれる最終章へと突入、3分弱を弾き倒すや曲は爆発音で唐突に終了。

そして爆音の余韻の中から始まるTank、序盤2分は決め所はあるが平坦な印象のバンドアンサンブルが続き、中盤2分はCarl Palmerのドラム・ソロが占めた後、終盤にきてようやくEmersonが奏するムーグ・シンセサイザーの音が聴かれるが、全体としては、やはりCarl Palmerに華を持たせるための曲以上の存在理由を考えられない。この曲がアルバム唯一の欠点、と言ってもいいかも。

さて、アルバム最終曲となるLucky ManはLakeの叙情性が全面に出た名曲だ。アコースティック・ギターに乗せて情感たっぷりに歌い上げるLake、不必要な程手数が多いPalmerのドラムも意外に効果的。簡潔ながらも印象的なLakeのギター・ソロも素晴らしい。驚くべきことに、Emersonは最後の1分半程のムーグを使ったソロのみしか出番が無い。
 

こうやって個別に曲を聴いて行くと、それぞれの曲は名曲にして名演と言うにふさわしいクオリティを持っているものの(Tankを除く)、各収録曲の根底に流れる一貫したものが感じられず、この作品を傑作、と断言することにいささかのためらいを禁じ得ない。しかし、バンドとしては、それまで別々のバンドで培ってきた音楽性や表現、そして、過去のバンドでは実現不能だったアイデアを出し合い、このフォーマットでどのような結果が出せるか挑戦してみた結果がこれだったのだろうし、曲配列の妙により、アルバムを通して聴いてみれば不自然さは感じない。
何よりも、Keith Emersonの堅牢な音楽理論、超人的技術に支えられた攻撃的な演奏は他の追随を許さない完成度を持ち、圧倒的な存在感でアンサンブルの中核を形成しているし、Lakeの叙情性も十分に尊重され、一つ間違えると無機質に響く危険性をはらんでいるアンサンブルに色と艶を与えている。この二名のカリスマに挟まれたCarl Palmerは若干可哀想ではあるが、無謀に弾き飛ばすEmersonに小技を繰り出しながら食らいついていくさまは実にスリリング。総じて、若くて意欲のある音楽家達が規制概念にとらわれず、比較対象のないオリジナリティを確立し、その後の栄光への道を切り開いた記念碑的作品だ。間違いなく、名盤保証、っつーか、この1stから5作目のBrain Salad Surgeryまでは全て名盤保証するけどね。


********************


俺の知る限り、Emerson, Lake & Palmerの活動が低調になってからのEmersonは、作曲能力を買われ、映画音楽の作曲等の仕事はしていた様だが、パフォーマーとしての存在感を生かし切れていなかったように思う。一時的にバンドを再結成をしたり、Lakeとツアーを行い、ライブ盤も残したりしているが、正直言えばかつての輝きは感じられなかった。

が、俺はEmersonの創作能力や意欲が失われた結果、活動やその評価が下降線を辿って行った、とは思っていない。幼少期からアカデミックな教育を受けて身につけた音楽理論、クラシック、ジャズ、ロックと、ジャンルを超えた彼のあり余る表現力と互角に渡り合える技術を持った共同作業者が周囲に居なかったが故ではないだろうか?事実、70年代にプログレッシブロックの黄金期を作ったミュージシャンの少なくない数が、80年代以降、同時代に活躍した有名バンドのメンバー達と交雑し、生き残こりの道を模索していたにも関わらず、Emersonはそういった混沌の中には名を連ねなかった。ある意味、あまりその姿を見せる事も無かったにも関わらず、孤高の存在として我々の記憶に残り続けたのは、彼が己の美学を貫き通した結果だったのか。その我々ファンの思いと評価は彼に伝わっていたのだろうか?
 

R.I.P



Emerson, Lake & Palmer

Emerson, Lake & Palmer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Colum
  • 発売日: 2011/02/25
  • メディア: CD



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最近はまっているエフェクターセッティング [楽器・機材]

最近、自宅でギターを弾く時に使用するエフェクターはもっぱらこのシンプルな組み合わせ。D&Sをうまく調整するとまるでMick Ronsonのようなエロい音が出る。このセッティングでBowieのAladdin Sane収録曲を弾くとハマる。

IMG_0020.JPG

それにしてもボロいなぁ・・・
 
 

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たどり着けないJackのギター [日常]

Jack Daniel'sの販売権を持つアサヒビール株式会社が、「Jack Daniel's コレクション・マイレージキャンペーン」なるものを始めた。Jack Daniel'sに付いている応募シールを集めて応募すると、ポイントに応じたグッズが「必ず」もらえる、という悩ましい仕組みだ。ま、俺は普段からJackを愛飲しているので、慌てることもなかろう、と、賞品を見ると、なんとPeavy社製のオリジナルギターが!

販売権をサッポロビールが持っていた時は抽選だったが、今回は所定のポイントを集めれば必ずJackのロゴがデザインされたギターが手に入る訳だ。

「欲しい、これは欲しい!」と、問題のギターの獲得ポイントを確認すると360ポイント・・・俺が普段5日に一本のペースで飲んでいる大瓶1リットルのポイント数は4ポイント。ってことは90本分?!普通のペースで飲んだとしても一年以上かかる。応募期限は3月末日まで。いやいやそれ以前に90本ものJack Daniel'sをどこに保管するんだよ。一瞬、まとめ買いしてしまおうか、と思った自分の狂気に気がつき、踏みとどまった。

む〜、残念・・・
 
 
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★ (Blackstar) / David Bowie [Rock]

David Bowieが亡くなってしまった。悲しい。ただ悲しいだけじゃない。何か、俺を構成している重要なピースが抜け落ちてしまったかのような喪失感を感じている。


2013年に9年間の沈黙を破り、The Next Dayが突如として発表された時は仰天した。と、同時に、「これが最後だろうな」と思った。が、予想は外れ、つい先日の2016年1月8日、Bowieの誕生日に合わせて新作が発表された。事前情報を入手していなかった俺はAmazonで偶然見つけ、慌てふためきながらも発注、翌日届いた新作を聴き、あれこれ思いを巡らせているといきなりの訃報。悪い冗談はやめてくれ、最初は本気でそう思ったよ。しかし、時間を追う毎に、様々なメディアがBowieの死を報じるようになり、容赦なく信じざるを得なくなってしまった。勿論、事実として受け入れたからと言って、重要なピースが抜け落ちてばらばらになってしまった俺の心の整理が出来るわけではないが。

Bowieの功績について、俺がここで青臭く語るまでもなかろう。ただ、改めて確認しておきたいのは、Bowieは決してLet's Danceで当てた一発屋などではない、ということだ。大衆娯楽を提供出来るエンターティナーであったと同時に、自分のイメージが固定化されることを拒絶し、時代の流れに迎合することなく変容を繰り返す真の意味でのアーティストだった。

そんな偉人の遺作を旅だって間もないこの時期に俺なんぞがどうこう言う事など畏れ多いのだが、気持ちの整理をする為にも、あえて取り上げさせて頂く。


★ (Blackstar) / David Bowie

david bowie  blackstar.jpg


せっかくなので、全曲の印象を書き綴ってみたいと思う。

この作品、最初に聴いた時は正直とまどった。特にアルバム一曲目のBlackstarの冒頭は今まで聴いたことのない曲調で、俺の経験値の範囲内では、他の誰にも似たようなアプローチを見いだす事が出来ない。あえて言うなら、Avant JazzとTecnoの融合を実験し、ボーカルを乗せてみた、という感じだろうか。それにしてもよくこの演奏にボーカルを乗せられたものだ。いや、ボーカルを乗せる曲によくぞこんなアプローチを選んだものだ。

2曲目の'Tis A Pity She Was A Whoreは小気味のいいリズムワークに乗せて、いかにもBowieらしい節回しの歌唱が聞かれるが、間奏部分でのサキソフォンが過剰、かつ無政府で混沌としており、うまく腑に落ちてこないのが残念。

続くLazarusは比較的抑制の効いたサキソフォンのアレンジと時折聞かれる単調で破滅的な音響のギターの簡潔なプレイが無力感を醸し出す佳曲。ここでアルバムはささやかながら一回目のピークを迎える。

アルバムも中盤に差し掛かり繰り出されるSueは、これまたJazzとTecnoの融合を試みたようなスピード感溢れる曲。演奏は比較的単調だがギターとベースがユニゾンでスリリングなフレーズを禁欲的に繰り出してくる。また、不穏な音も頻出。中盤以降、Bowieがリズムの呪縛から自らを解き放ち、自由に振る舞う様には驚かされる。

続くGirl Loves Meはデカダンスを感じさせる簡潔にして単調な演奏が延々と続くが、予想もしないところで展開したりする意表をつく曲。聞き手を煙に巻くような不穏な音響も聞かれる。

さて、アルバムも余すところ2曲、ここでようやく一聴してBowieと解る曲調のDollar Daysで安心感を得られる。サイケな雰囲気を醸し出す演奏、メランコリックな曲調はなぜかDiamond Dogsに収録されていても不思議ではない雰囲気を持っている。

そしてシームレスにつながっていく最終曲、I Can't Give Everything Awayのもたらす上昇感は素晴らしい。相変わらずサックスは過剰気味だが、曲の終盤、Bowieが繰り返し歌い上げるI Can't Give Everythingという意味深な言葉にRobert Frippのフレージングに酷似したギターが被り、しばらくの後、曲はいきなり転調を迎え、長く、細く音を延ばしながら消え去っていく。


アルバムを通して聞いてみた感想。音像が曖昧で統制がとれていないような印象の曲も散見され、アレンジの作り込みが足りないような気もするし、サキソフォーン奏者の抑えがきいていない局面も聞き取れる。アプローチの方法にも統一感を欠く印象は否めない。果たしてこれでBowieの目指した結果が出ているのかどうか若干の疑問もあったが、何回か聴いているうちにある言葉を思い出した。

 
『美は乱調にあり』


前述の通り、アルバムの一部分のみを取り出すと巧く収まっていないと思わせる局面も皆無ではない。が、作品全体を通して聴いてみた印象は、やはりDavid Bowie以外の何者でもなく、そしてまた、このようなアプローチの方法はDavid Bowie以外のアーティストには不可能なのではないだろうか、と思わせる。雑多で未整理な部分をも取り込んで自分のものとして完成させてしまう。美は乱調にあり、これほどこの作品にぴったりの言葉は無いのではないだろうか?


実は、このジャケットを手に取った瞬間、「あ、Bowieはこれで引退するつもりだな」と、確信した。大きな黒い星の下には、解体された星のシンボルの一部、即ちStardustが並べられていたからだ。しかし、引退が新作発表後2日目の死去という形で行われるとは・・・
Bowieはどのような覚悟と思いを持ってこの作品作りに臨んだのだろうか?少なくとも、この作品を作成中にBowieが自分の死を見つめていたことは確実だ。その思いはLazarusの歌詞にも顕著に現れている。


この作品を傑作と言えるかどうか、現在の俺は冷静な判断が出来ない。が、暫くは思い入れを持ちながら聴き続けることになりそうだ。


常に先駆者であり続けた貴方の死によって空いた空白は他の何によっても補填する事は出来ない。今はどんな言葉も無力だ。貴方は変容し、創造し、人々を触発し続け、ついには見えない星となった。


ありがとう、David Bowie、決して忘れない。
 
 


★

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/01/08
  • メディア: CD



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